「介護入門」を読んで (1)
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介護入門 (文春文庫 も 21-1) 著者:モブ ノリオ |
金髪の、そしてニートである孫の「血のつながらない祖母」に対する介護 奮闘記。
朋輩、介護って厳しいぜ! 介護の現在は、今の己の有り様 ・ 現在の社会、 そして、明日の己と 己達の姿を映しだしているぜ !
▲ 誠意ある介護の妨げとなる肉親には、如何なる行為も期待するべからず。
仮にそのような肉親が名乗り出て介護に当たる場合は、赤の他人による杜撰(ずさん)さを想定し、予め警戒の目を光らせよ。
続柄意識だけが義務感となって彼らを緩慢に動かすにすぎない。
被介護者と共に生き、共に死ぬ覚悟なき義務感など、被介護者を必ずや不快にさせると思え。
責任感は気高く、義務感は卑しい。
彼らの汗を目にしたときに限り、警戒を緩むべし。▲ 派遣介護士の質は、人間の質である。
その質を見極め、我慢がならぬ時には、強く出てまともな人材を要求すべし。
低劣な介護士は、介護の助けになるどころか、更なるやっかいの種で自宅介護者を苦しめる。
「他の人がもっとひどかったら」との不安が英断を鈍らせることがある。
しかし、次にもっとひどい介護士がきた場合、その介護事業者自体が低劣な業者と心得よ。
「『介護入門』にそう書いてあったが、貴社はそのような業者のひとつか?」と脅すもよし。
別の介護業者の選択を考え、下調べをするなら、居所も名も明かさずぼかし、電話にて現状を相談めかして持ちかけよ。
ただし、早合点せず、一度の電話でことを決めず、慎重に選ぶべし。
営業担当者は口先で商売をするものだからだ。
故意の物的損害、あからさまな手抜き行為に対しては法的手段にて訴えること。
被介護者の虐待などは、言語道断、警察を呼ぶか、自ら牢屋に入る覚悟なら相手を殺傷するもよし、但しその場合も、被介護者の身を何より第一と心得よ。
介護士への妥協はつきものだが、飛び切り優秀な介護士も存在する。
これを忘れることなく、どのような相手であろうと誠実に接すること。
諦めは己の目蓋をふさぐ。
介護士の何かが被介護者を不快にさせたとき、その不快を拭い果せるのは己以外にはないと肝に銘じ、腹を括れ。
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