あるがままの命を生かす
「健康問答」のあとがきのタイトルだ。 医学博士の帯津良一さんが書かれている。 ホメスティック医学の先駆者だ。
ホリスティック医学は、身体、こころ、命が一体となった人間まるごとを、そっくりそのままとらえる医学。 帯津さんの目指す理想の医学だ。
…私たちは虚空より来たりて、虚空に帰る旅人である。
…私たちの内なる命は、虚空の大いなる命の一部なのである。だから私たちの命は、大いなる生命の流れに身を任せて、計らいも捨て、あるがままに生きるのが、本来の姿であり、それが真の養生なのではないだろうか。
…これからの養生は違う。日々、命の場のエネルギーを高め続け、死ぬ日を最高にもっていくのだ。積極的で攻めの養生だ。
…いつの頃からか、心のときめきこそ、養生の要諦であると考えるようになった。
なんか宗教のような響きがするが、納得するところが多い。 そうだ、と思ってしまうのだ。
肩肘を張ったものではないが、医療の現状についても そうだとうなづくことがたくさんあった。
現代医学と 百花斉放(ひゃっかせいほう)の代替療法。
代替療法は大きく分けて8つだという。
1.伝統医学 中国医学など
2.ホメオパシーなどの独自の思想に基づくもの
3.指圧、灸などの手技療法
4.心身相関療法 瞑想、音楽療法、など
5.エネルギー療法 気功、スピリチュアル・ヒーリング
6.食事・栄養療法 サプリメント、断食療法
7.丸山ワクチンなどの薬物療法
8.免疫療法
「…こうであるべき」「…こうすべき」の類の押しつけ、断定がないのは 心地よい。
ただ、結局のところ、それぞれの人が 自分の命を見つめて、養生の仕方を見つけてください ということなので そんなに楽なことではない。
人間まるごと治療する - 魅力いっぱいだ。 命を治療するということだから、 おのずと 社会での人間の有り様も 問題にされるのだろう。
「健康問答」 - 読みごたえのある本だ。
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